「聞く」ことが苦手だった自分が「インタビュアー」に

3.　インタビューの「楽しさ」発見！

長いビジネス人生の間に、幾度か自分を高める機会がやってくる。
それをしっかりつかむかどうかで、その後の道が大きく変わってくることも事実だ。
それが、グループインタビューの司会だった。
断ろうと思った。でも応援してくれる人がいたから、新境地にチャレンジした。
1対1のインタビューとの大きな違いは、出席者全員のいろんな意見を自由に出させること。
何度かデモをやってみて、ようやくつかんだ司会のノウハウ。
それは、一人ひとりの発言に対して「ありがとう」と言うことだ。
とくに大切なのははじめ。
ともかく全員に気持ちよく発言させること。ある人の発言を聞く。頃合いを見て「ありがとうございます」
と言って、他の人の発言を求めていく。それもリズミカルに。
「ありがとう」って言われたら誰でも気分がいいものです。
グループインタビューの2時間、みんなが「ありがとう」の言葉で気分よくしゃべる。
帰りがけ、参加者から
「こんなグルイン、初めてです。またぜひ参加させてください」
と言われたときは、インタビュアー冥利につきます。
これも、自分だけでできたわけでなく、デモンストレーションに付き合ってくれ、アドバイスをくれた仲間があってのことです。改めて、感謝です。

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